2011 富津岬釣行

sige

2011年11月26日 03:47

なぜ僕は富津岬の釣りが好きなのか考えてみた。

流れや地形、魚の大きさ・・・。


僕にとっての一番は、緊張感である。


毎年変わる地形、早い流れ。一歩間違えると訪れる死の恐怖。


360度闇夜、そして静寂の中、時計の針を見ながらの釣り。そこにある程良い緊張感がたまらないのである。



11月24日、18時に富津岬に到着するも、凄まじい風。風速8m~10mが絶え間なく吹き続けていた。この日の潮止まりは22時。20時まで車で待機するも風が収まる様子はなかった。






富津まで来て引き返すのは、ある意味勇気のいる行動だったが、岐路につくこととした。この日は一人釣行ということもあるが、無理は禁物である。
気になったことがあった。大潮だというのに私以外に一人もいなかったこと。
まさか地形が変わって馬の背に行けなくなってしまったのだろうか。



11月25日、2日連続富津に向かう。木更津の釣り具屋に寄り、昨日気になったことの情報収集。店員さん情報では、かなり地形が変わったみたいが、馬の背には乗れるらしく、第一海保にも行ける様子。
19時に富津に到着。夕方まで風はなかったのに、僕が富津岬に着いたと同時に風が吹き始め、いきなり風速10mに・・・。なんて運が悪いのだろう。

この日は明らかにアングラーの車が数台待機していた。20時になるも、相変わらず強い北風。そんな中、数人のアングラーが着替えて出陣していった。二日連続何もしないで帰るのもなんなんで、地形の変化だけでも確かめるべく、ウェーダーを履いて海に向かった。


なんなんだこの地形の変化は!富津岬は毎年地形が変わるが、ここ数年で一番変わっている。良く確かめながら、一歩一歩前へ進む。今日は一人なので第一海保まで深追いはせず、駐車場正面の一番沖合をめざす。


21時30分、一番沖合で正面から吹き付ける強い風に向かってキャストを繰り返す。


全然飛ばない。


波と風で全身海水だらけ。目には入るは耳に入るは・・・そして寒い。手が恐ろしくかじかむ。


厳しい環境の中、リトリーブをしていると突然ルアーが止まった。根がかり?

グングンと手元に伝わってくる感触。


エイ??やっちまったか??


と思ったら突然走りだした。で、バンバンエラ洗い。 


上がってきたのは68センチのシーバスだった。


あとで写真を撮ろう思いストリンガーにつないでおいたら、波でストリンガーのフックが外れてしまい、海へ帰って行ってしまった。


その後、潮止まりの23時まで強風と波の中投げまくるも、新たなコンタクトを取ることは出来なかった。


23時の潮止まりで竿を収め、また地形を見ながら駐車場を目指す。まあとにかく地形が変わっている。行ったことのある人ならば分かって頂けると思うので一つ二つ報告させていただく。

①トイレ正面あたりの海は干潮時、沖まで陸になっていた。昨年まで釣りが出来た場所だった。

②駐車場前から一個目の馬の背の間にある第一のスリット。ほぼないに等しい状態。沖からの帰りはいつも激流になるが、今年はくるぶしぐらいの深さの水たまりみたいになっている。

③第一海保まで馬の背の凹凸がほぼなくなっていてフラットな状態になっている。


その他にも変化があった。


富津岬は本当に危険が隣り合わせ。目に見えない海中のスリットが多く存在するので、闇雲に沖に行くと、帰りの道が行きとずれる為、帰ってこれなくなる。行きは浅い場所を通って沖に行けても、通ってきたすぐ数メートル隣は深かったりするからである。これが上げの時間と重なると完全にアウトである。しかも厄介なのが富津は流れが強いので、浮いたら確実に沖に流される。そして帰ってこれない。

地形の認識、干潮の時間の把握、装備等、気を付けなければいけなくことが沢山あると思う。
今日も背中に赤ライトを浸けてないアングラーがいた。富津岬でのディープウェーディングでは背中のライトは絶対つけるべきだと思う。


所詮遊び、命あっての釣りでしょ。



話は戻るが、今日は一応一本取れたが、やっぱり80オーバーがほしい。ということであと数回行けるチャンスがあるので、頑張ってみようと思う。




●ロッド:UFMウエダ  SPS・962SS-Ti
●リール:EXIST Hyper Custom 2508
●ライン:FireLine EXT16LB+VARIVAS ナイロンSHOCK LEADER22LB.
●ルアー:,DUOテリフ・DC9・バレット90mm・ショアラインシャイナー SL12 F-G・TACKLE HOUSE CONTACT NODE 130F 等









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