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Posted by naturum at

2007年10月29日

多摩川河口へ

 関東を季節外れの台風がかすめる。本当に狂った季節感・・・。何度かプチ釣行をしていた多摩川河口。夏に来た大型台風直撃以来、大きく地形を変えてしまった河口エリア。今年は昨年のような良い思いをまったくしていない。湾奥は完全に秋バージョン化しているのに・・。
 
 今回の小台風で何か変化があったことを期待し10月28日深夜、上げ潮狙いで多摩川河口に向かった。途中あがってきたアングラーに話を聞くと、激シブとのこと。ここのところかなり厳しい状況が続いているとのことだった。期待薄・・・・・。

 ポイントに付くと大潮だというのに私だけ。台風の影響で上流からの泥がシャローを広げてしまい、ブレイクはかなり下流になってしまっている。0時30分、ほぼ下げいっぱいだったので本流のミオ筋向かってウェーディングする。が、、泥に足をとられてあまり前に進めない。多摩川河口エリアは、この泥に足をとられて抜けなくなってしまい、レスキュー隊を呼ぶ事故が結構あるようだ。あとエイにも要注意だ。

 水色はマットだったが何とか釣りになるギリギリといったところ。シャローにベイトは入っている。午前1時過ぎ潮が動き出した。ショアラインシャイナーSL12でスローにブレイク沿いや潮目を探っていく。


 ノー感じ・・・。ノーバイト・・・・。



 1時40分、ようやくバイトがでる。フッキングするも30センチぐらいの小シーバス。すぐにフックアウトしてしまった。その後も広範囲に探ってみるもバイトをとることは出来なかった。


 2時30分に終了。極眠の状態で帰路を急ぐ。釣れなかった帰りの運転は頭も体もだるく重いものだ。

 湾奥や運河では結果は出ているようだが、私どうしてもこのウェーディングの川シーバスが好きなんです。なんとか早く結果を出して精神的に楽になりたいものだ。修行の日々は続く・・・。



●ロッド: アピア・スパルタス Foojin’go WILDERNESS 96ML
●リール:カルディアKIX2500(オーシャンマークスプール・ハンドル、2BBプラス)
●ライン: FireLine XDS+VARIVAS ナイロンSHOCK LEADER22LB.
●ルアー:ローリングベイト77・ショアラインシャイナー SL12 F-G・バイブレーション・DUOテリフ・DC9・バレット90mm15g・チェックベイト等  


Posted by sige at 21:00Comments(2)シーバス

2007年10月23日

海への奉納?

 10月22日、かねてからの約束で某ショップのいつもお世話になっているI氏、弟と東京湾でボートに乗ってきた。弟が船舶免許を取った事もあり、ボートの操船訓練を兼ねてのシーバスゲーム。

 20時に出船。羽田を過ぎ、川崎までのストラクシャー、シャローエリアを打っていく。潮止まりが21時なので、その時間帯はポツポツだったが、潮が動き始めてからはそこら中でボイルが始まり、形は小さいものの十分楽しむことが出来た。


             
             まだ楽しかった頃の様子


 事件は22時頃におきた・・・・。某バースでようやく動き出した潮と魚に興奮し楽しんでいた時に。


             
             何も知らずに事件現場へと進むボート


 船先端でキャストした瞬間、斜め後ろの手すりにルアーが引っかかった。そこからはスローモーションのような記憶。斜め後ろに引っ張られるように手からロッドがすり抜ける・・・・・。空中にゆっくりと浮かんだロッドは手すりにぶつかり、船の外に静かに飛んでいった。手すりに絡んだルアーはものの見事にスルりとほぐれ、同様に船の外へ・・。

 何も出来なかった。ただただ立ち尽くすだけ。水面に浮かんだロッドは、ゆっくりと平行に姿を消していく。ただただそのシーンを見ているだけの何も出来ない自分。やがて私のリールとロッドは水深20Mの暗闇へ消えていったのだ・・・・・・・。

 消えていったロッドはアンリバのベイマチック602、リールはセルテート2500(BB+1)、RCSマシンカットハンドル、RCSノブ付き。今年6月に買ったばっかりのお気に入り。

 10秒間消えていった水面を見ながら立ち尽くす。ふと我に返り、後ろを振り向くと、まるで葬式の参列者のように立ち尽くす弟とI氏。凍りつく船の上。船の周りは時合いでボイルだらけ・・・。デッキにうなだれている私の横で必死でローリングベイトを底に落としこみ、回収を試みる2人。潮の効いた水深20Mの底にあるロッドに、15gのローリングベイトで引っかかるはずもないのは分かっているのに・・。ここでシーバスがかかったら笑えたが・・。(かかちゃたらどうしたのだろう)


 「もう良いですよ。ありがとう」・・・


 静かに作業を終える2人・・。


 急に優しくなる2人。不自然な優しさ。気まずかったのは私より2人の方だろう。これまた不自然に明るくふるまう私。異様な不陰気の戦場、いや船上。


 Iさん、弟よ、楽しい時合いを根底からぶち壊してしまってごめんね。ボクは明日から前向きに生きていくから。心配要らないよ。



 昨夜は弟の初操船。これから事故がない様に、海への奉納。



 事件発生から家までの時間の記憶はうっすらとしかない。気づいたらベットに横になっていた。


 しかしあのような状況になると人間は何も出来ないものだ。今思えば無理だとしてもネットでスクってみるとか、弟のルアーで引っ掛けて見るとか、色々考えるものだが。

 今日投げ無しの貯金でセルテート2500+RCSマシンカットハンドルとラパラのCDーBS6032Sを購入した。


 ついでにグリップストッパー+伸縮コードも。



  


Posted by sige at 23:00Comments(4)シーバス

2007年10月19日

道東釣行その2・アメマス・屈斜路湖・オショロコマ編

 10月15日、この日は朝3時に起床。今回の釣行で一番楽しみにしていた釧路方面へアメマス釣りに向かう。今回も地元のN氏と一緒だ。なんとこの日わざわざ休みをとってくれていた。本当に感謝・感謝である。父たちは知床の河口にサケ釣りへ。

 川へ行く前に朝一番ダム湖へ向かってみる。手付かずの自然の中に孤高と存在するダム湖。紅葉と朝霧が独特な世界観をかもし出している。インレットに向かうとずいぶんと細い流入河川・・。下流にもたいした街もなく、その存在自体の意味や意義に疑問を感じざるをえなかった。まだ出来て数年のダム湖らしい。しかしこのダム湖にモンスターレインボーが生息しているらしいのだ。30~40センチ前後のレインボーは結構釣れるらしい。すでにそこには生態系が形成され、この人口建造物も自然の一部と化しているのだ。自然の順応能力には頭が下がる。このダム湖の存在自体に疑問を感じながらも、釣りを楽しむ自分に少し矛盾を感じた。


 朝5時半に到着しまだ薄暗い中、車から降りる。寒い!本当にさぶい。北海道人も寒いと言っていたので間違いなく寒いのである。あたり一面の草木には霜が降り真っ白。気合を入れて準備をし湖面に立ちこむ。静寂の湖面にルアーの波紋が広がる。
 約1時間、キャストを繰り返すも1バイトのみ。N氏から悪い流れになる可能性を感じるので、川へ移動しようという指示がでる。湖は捕まってしまうと3時間4時間平気でたってしまう。貴重な1日、情報の少ないこのダム湖に捕まるわけにはいかないのである。

             
             またいつか


 
 車に乗り込み場所を移動。某河川上流へ溯上アメマスを狙いに向かう。本当は9月から10月頭までがベストな時期なのだが、まだなんとかなるという情報を得ての釣行だった。昨年の同じ時期に同じ川に来ているが、その時は産卵後のアメマスが目立った。
 河口からは20キロぐらい上流。某ポイントへ到着する。はやる気持ちを押さえて、熊スプレーと鈴をベルトにセットし川に下りる。川の中を凝視していくと、驚くべき状況。かなりの数のアメマスが見えるのである!中にはあきらかに60オーバーの姿も・・。ミノーを結びアップで攻めていく。あれ??こんなに魚がいるのに反応しない・・。10月の上旬は好反応だったようなのだが、凄まじく反応が鈍くなってしまっている。雨不足と産卵体制に近づいてしまっている為なのだろうか・・。

             

 気を取り直してやる気のある魚を探していく。よどみや淵は無視して平瀬を中心に攻めいく。やる気のある魚は瀬の中にいるはずだ。瀬頭にキャストしトゥイッチしながらドリフトしてくると、コンとサケのようなショートバイト!ロッドを縦にあおり、フッキングする。なんと同時に魚が瀬を上流に上りはじめたのである。ドラグがジリジリと鳴り響く。このドラグの音、いつ聞いても実に気持ちの良い音である。釣り人オリコンチャート毎週ナンバー1だろう。魚は反転し今度は下流に走り出す。岩魚系の魚も大きいものはトルクがありジリジリと走る。首振りダンスで寄ってきたりはしない。岸際でネットに収まったのは49センチのでっぷり太った産卵前の溯上アメマスであった。7月に海で釣った魚が20キロ以上も上流に登ってきたと思うと、胸がちょっと熱くなった。写真に収め、リリースすると元気良く瀬の中へ帰っていった。

              


 その後大きく場所を移動し、さらに上流に向かう。下流より少し狭まった川に降りるとやはり所々で魚影を確認できる。N氏は上流へ、私は下流へ少し釣り下ってみる。また絶好の瀬が目の前に現れる。 先ほどと同じ攻め方でミノーをキャストし瀬を刻んでいくと、コン!というショートバイト。弧の字に描かれたロッドと手元に伝わる感触から今日一番のサイズに間違いない。寄せてきた魚は54センチのファットなアメマスだった。

             
             コンディションの良い54センチのアメマス



 あまりにもの魚の多さにスレががりで数本かかってしまうも、お昼までになんとか6本のアメマスを捕る事ができた。サイズは45センチから55センチぐらい。しかしあれほどの魚が居たにもかかわらず、口を使ってくるのはほんの一部で、その一部の魚もサケのような小さいバイトだった。もう少し早い時期にもう一度来てみたいものである。産卵後のアメマスはひったくるようなバイトをしてくるが、あまり引かない。やっぱり溯上アメマスの70オーバーを1度で良いから手にしてみたい。

             
             こいつも50オーバー。良い引きをしてくれた。

 

 13時30分に川を上がり、屈斜路湖へ向かう。16時30分すぎには日がくれてしまうので、釣りが出来るのは夕マズ目約1時間30分。今回屈斜路湖に着たのには理由がある。目的の一つに当然レインボーもあるのだが、この時期背中がハンプし婚姻色が美しい雄のヒメマスを見ることが出来る。海や川で背中がハンプしたカラフトマスは何度も釣っているのだが、このハンプバックしたヒメマスは今だ見たことがなかった。サイズこそ30センチから40センチぐらいだが、四季の中で一瞬花を咲かす桜の様に、この短い時期に見せる美しい色合いの魚を一度手にしてみたかったのだ。

 プリンス近くの某ポイントへ立ちこむ。しかしこの湖は気持ちが良い。釣れなくても納得出来てしまう数少ない釣り場の一つである。透明感のある初冬の青空に燃えるような紅葉が溶け込み、まるで日本とは思えない自然の景観。寒ささえ心地よい。

             

 10gのスプーンを沖めがけてキャストを繰り返す。所々で魚が水面でもじっている。ヒメマスだ。ゆっくりリトリーブをしてくるとコン!と心地よいバイトが手元に伝わる。慎重に寄せてきた魚はまぎれもなく婚姻色が美しくハンプバックした32センチのヒメマスだった。ヒメマスは弱い魚なので、写真に収めた後、十分蘇生させてから湖に帰した。結果1時間30分でメスも含めて5匹のヒメマスと出会えることが出来た。父もショアでのサケ釣りで良い結果が出せたようで、十分満足していたようだった。

             
             6月1日にアップしたレポートのヒメマスがここまで姿・形を変える。

 この日はとても長い1日だった。でも心も体もこの上なく充実した1日となった。Nさん本当に感謝です。そして北海道の自然に感謝です。



 最終日、この日は飛行機の関係で朝9時過ぎまでの短い時間。父を河口で降ろし、私は羅臼方面に向かう。最終日どうしても会いたかった魚、オショロコマを目指して・・。

 知床の某河川に到着する。ここは海からすぐのポイントから魚が釣れる。しかし魚と同じぐらいヒグマも多いエリア。熊スプレー、鈴の他にナタも腰にセットする。2個目の堰堤から3個目の堰堤まで釣り上がっていく。途中背後でガサガサという音がして心臓が止まりそうになった。後ろを振り返ると鹿が2頭こちらへ向かって歩いてきた。驚かすなよ・・。鹿は私を恐れることなく3m横を悠々と歩いていった。

             
             びっくりさせるなよ~

 気を取り直してDコンタクトをアップでキャストしていく。2個目の堰堤を越えた所からオショロコマの反応が出てきてくれた。1匹目に顔を見せてくれたのは23センチの宝石の様なオショロコマだった。オレンジ色の出た側面に赤い点があり、腹が黄色い何とも美しい魚体である。思わずしばし見とれてしまった。そっと流れに帰しさらに釣り上がる。

 そうこうしているうちに最後の堰堤にたどり着いた。高さはたいしてないが、落ち込みの深さは十分にある。堰堤の脇に行き、対岸の落ち込みにキャストし泡の切れ目の下をトゥイッチを入れながらリトリーブしてくるとすぐに反応があった。結果この堰堤で数本顔を見ることができた。まだまだ釣れそうだったが、もう十分満足することが出来たので、ミノーをワレットにしまうこととした。この堰堤の上流は釣れるのだろうが、私には行く勇気がない。ここから先は完全に命がけの釣行となるからだ。命あっての釣りだから・・。

             

             

             
 

 帰りの飛行機で目が覚めるとそこは先ほどまでとは別世界の様な東京だった。家に帰ると息子と娘が飛びついてきた。魚の顔を見るのも嬉しいものだが、やっぱりこの子たちの笑顔に変わるものはこの世に存在し得ない。いつか息子が大きくなったら、あの感動を共有したいものだ。それまであの美しい自然が残ってくれていることを心から願うばかりである。


アメマス
●ロッド:UFMウエダ・TSS-72Ti
●リール:セルテート2000
●ライン:VARIVAS スーパートラウト アドバンス VEP 8LB.
●ルアー:シュガーディープ50 F・・Dコンタクト5㎝他

屈斜路湖
●ロッド:UFMウエダ  SPS・962SS-Ti
●リール:セルテート2500
●ライン:FireLine XDS+VARIVAS ナイロンSHOCK LEADER16LB.
●ルアー:蝦夷スプーン10g 

オショロコマ
●ロッド:TENRYU Cierry CR50UL
●リール:セルテート1500 RCS2004スプール
●ライン:VARIVAS スーパートラウト アドバンス VEP 4ポンド
●ルアー:Dコンタクト50mm・シュガーディープ50F・山夷50S


   


Posted by sige at 21:00Comments(4)トラウト

2007年10月17日

道東釣行その1・忠類川編

 今年3回目の道東釣行。10月13日から16日までの釣行内容をレポートさせていただく。朝一番6時50分の羽田発、女満別行きの飛行機に乗り北海道へ。到着してまず驚いたのは気温の低さだった。ちょうど今年一番の寒気が北海道にあり、気温は4℃。東京の温度差に驚くと同時に、初冬の訪れを一足早く肌で感じることとなる。レンタカーに乗り車を走らせると目に入ってくる山々はうっすら雪化粧。紅葉した木々に白い雪が付いた何とも幻想的な美しい風景が、北の大地に来たことを改めて実感させてくれた。

 まず向かったのはオホーツク海沿い某河口。毎年凄まじい数のサケが集まる場所で、人も凄まじく多い場所である。駐車スペースに着くと思ったほど車が止まっておらず、拍子抜けする。海岸に様子を見に行くとその理由がすぐに分かることとなる。波と向かい風が大変強く釣りにならない状況だった。地元の人に最近の様子を聞くと魚はいるようだが、やはりこの状況では厳しい様子。即あきらめて知床方面へ車を走らせる。2つ目のポイントも例年魚がたくさん付くポイント。同じオホーツク海岸なので状況は変わらないと思ってはいたが、案の定釣りになる状況ではなかった。しかたなく、斜里岳の脇の峠を越えて標津・羅臼方面へ向かう。途中峠の道路脇には今年初めての雪を見ることができた。

 途中忠類川の第二管理等に寄り、今年の状況を聞いてみる。第一区間ではそこそこ釣れてはいるが、ここのところの渇水により、新しい魚はあまり入っていない様子。父は餌釣りなので第二管理等付近の釣りとなる。第二の餌釣り区間は魚は古く、数も少なくよくないようだ。昨日も当日も1日で4人ぐらいしか入っていないようだった。どうなんだろう、このシステムは・・・。



 標津・羅臼方面にある河口規制が解除された某ポイントに到着すると15人ほどの釣り師が竿を出していた。父は浮きルアーの餌釣り、私はミノーでひたすら攻める。魚は岸よりの足元をユラユラというかフラフラ泳いでいる。餌釣りの人が何本かかけていたが、私のミノーにはまるで無反応。沖でハネもなく、新しい魚が居ない状況ではルアーは不利だ。約3時間ねばってみたが、結果は0。15人でだいぶブナがかったサケが数本という厳しい状況であった。
 

 14日は朝5時に起き、忠類川に向かう。5時45分に第一管理等で父に降ろしてもらい、6時開門と同時に昨年一緒だった大阪のフライフィッシャーマンと目的のポイントに向かう。聞いた話では昨年とかなりポイントが変わってしまっている様子。私の向かったポイントは瀬から下流側でひらきに変わる高ポイント。やる気のあるサケは瀬の中にさしている。
 さっそくスプーンの18gをラインに結ぶ。瀬頭にアップ気味にキャストし、底をこづきながらリフト&フォールで直線的に瀬の中を下流に流していく。開始20分下流側のフライフィッシャーマンにヒット。強烈な引きを楽しんでいた。

 今回、ぜひ試しておきたかったスプーンがある。釣行前大宮の吉見屋さんにルアーの調達に行った時にたまたまメーカーさんと話す機会があった。某有名メーカーを退職し、1人で会社を立ち上げ、現在アイジェットブレードというスプーンを開発・販売しているアイジェットリンクさん。その日調度18gのスプーンを購入しに行っていたこともあり、4本程購入してみた。1本はショップのご好意で頂いたので、このスプーン中心で探ってみようと決めていた。

 開始30分、瀬の筋でコンとショートバイト。つかさずフッキングを決めると、1年ぶりのサケ特有の感触がロッドに伝わってきた。が、様子が少し違う。あまりにも強烈な引き!上流へ下流へ縦横無尽に引き回される。これは明らかにスレだ・・。この忠類川、どうしてもスレが多くなってしまう。それが嫌なので瀬の中を直線的に攻めていたのだが、あいにくのスレ。下流の流れが緩くなった場所へ誘導し、岸に上げる。

 気を取り直し再度攻める。が、またスレ・・。何とか口を使わせたいが、周りの様子を見るかぎり、日が昇るにつれ口を使わなくなっている様子。偏光グラスで川筋を凝視し魚を見つける。狙った魚の鼻先に何度も何度もスプーンを送り込む。何度かは顔にぶつかっていたものの、完全無視状態。それでもしつこく流していると、ようやく魚の顔がユラっと動いた!と同時にコンという本当に触れるような小さいバイト。合わせをくれるとロッドが大きく弧の字を描く!今度は明らかに口を使ってきた!使ってくれたのかもしれない・・。瀬の中でのやり取りは本当に楽しい。楽しすぎる!瀬の筋からなんとか離し、下流に下りながらだましだまし魚を岸際に追いやる。なんとか上がってきたのは70オーバーのブナ色の砲弾。写真を撮ってから十分蘇生させた後、そっと川に帰した。

             
             アイジェットブレイド18gでヒットしたサケ

             
             こいつも口を使ってくれた良いサイズ。強烈な引きだった。



 「アイジェットリンクの高橋さん、覚えてますか?アイジェットブレイドで釣りましたよ!70オーバーのサケ!石川さんどうもです!」このスプーン沈みもよく、流れの中でも飛び出す事もなく、しっかりと水をつかみ、良いアクションをしていた。その割には引き抵抗も程よく、非常に使いやすかったです。

             


 それから数本上げてお昼に終了とした。午後、知床方面にショアのサケ釣りに行くが結果をだすことが出来なかった。
             
             オホーツク海。朝一番しか口を使ってくれないようだった。



 最近の忠類川。この日はそこそこ人は入っていたが、それでも昔のピーク時に比べれると土曜日の割には少なく感じた。最近は本州でもサケ釣りを楽しめる河川が増えたこと、餌釣りが事実状追いやられたこともあり、人が少なくなってきている。でも手付かずの、河川改修されていない自然河川でヒグマと隣り合わせで、サケ釣りができる忠類川の魅力は、自分の中では不動のものだ。人が少なくなればこの先どうなるかわからない。長く調査河川として継続してほしいものである。

             

 

 3日目は道東釧路方面のダム湖、川での溯上アメマス、屈斜路湖に向かった。最終日は羅臼知床のオショロコマと遊んだ。次回のレポートで報告させていただく。

ショアサーモン
●ロッド:UFMウエダ CPS 102 EX-Ti
●リール:カルディアKIX2500(オーシャンマークスプール・ハンドル、2BBプラス)
●ライン: FireLine XDS+VARIVAS ナイロンSHOCK LEADER22LB.
●ルアー:・ショアラインシャイナー SL12 F-G・DUOテリフ・DC9・バレット90mm15g・チェックベイト・イナセ9等


忠類川
●ロッド:ダイワ・The Silver Creek MS83M
●リール:セルテート2500
●ライン:VARIVAS スーパートラウト アドバンス8LB.・ FireLine XDS+VARIVAS ナイロンSHOCK LEADER20LB.
●ルアー:アイジェットブレイド18g・チヌーク14,17g・テリージャーク等  


Posted by sige at 21:17Comments(0)トラウト

2007年10月09日

多摩川・シーバス釣行&○○

 10月7日、秋パターンシーズンインを期待して潮止まり21時30分より多摩川下流にウェーディングをしてきた。いつものポイントへ着くと1人先行者がミオ筋に向かって立ちこんでいた。まあ3連休のまん中だし、しかたがない。しかしどうしようもないのは風。かなり強い向かい風でキャストしずらさそう。


 台風後初めての多摩川なので、地形の変化を確認したかったこともあり、バイブレーションで広範囲を探ってみる。やはり地形は変わっていた。中潮初日だが多少ベイトッ気もあり、生命感は感じられる。期待を込めてキャストを繰り返すもノーバイト・・・。少し離れた所でキャストしている弟も同じ状況のようだ。そうこうしているうちにさらに2人アングラーが立ちこみ始めた。
 まあそう簡単ではないことは重々承知の上だが、2人とも釣れる感ゼロになっていく・・。いつもだったら3時間はキャストをくりかえすのだが、1時間30分たったところで、後ろを見ると弟が岸に向かって歩き始めてた。私もつられるように、重い足どりで岸に向かっていた。



 時刻は23時前。翌日仕事なのだがもう少しロッドを振ることにする。弟の提案で場所を大きく移動し、○○公園付近のウェーディングポイントへ向かう。潮は上げて来ている。ここはどシャローでも食ってくることがあるポイント。なるべく立ちこまない様に注意しながら、2人で上流に向い細かく刻んでいく。開始15分、早くも上流側にいた弟のロッドがギュンと弧を描く。

 しかしこのポイント、弟は本当に強い。釣れなかったのを見たことがないぐらいなのだ。それに対して私はあまり愛称がよくないポイント。過去60オーバーを上げているが、目立った釣果はいまだに・・・。ではなぜそれでも来るのかといえば、となりで弟が釣っているのを何度となく見てきているからである。この砂地のシャローにはハゼやイナっ子等、常にベイトが着いていて、それを捕食しにシーバスが遊びに来るのである。

 弧の字に曲がったロッドからそこそこのサイズの様。何度か走りをいなしながら上がってきたのは40後半の秋らしいシーバスだった。赤ギレもなく美しいシーバス、たぶん海から入ってきた魚だ。しかしこのサイズであの引き。確実に秋のシーズンに入っていることを実感させられた。


             


 上流側を譲ってもらい、キャストを再開する。ルアーをチャックベイトに変更する。変更してすぐゴン!と1バイト・・・がフッキングせず・・。いる。確実にいる。3歩上流側に進み、アップ気味にかけ上がりを沿ってルアーを引いてくる。約10mリトリーブしたその時、ガツン!とバイト!今度は乗った!魚は下流方向へ走り出す。結構いい引きだ。何度かいなしながら寄せてきて、水面から出た魚の顔を見た瞬間、私の中の時間が5秒ほど停止する。弟が隣でなんか叫んでいるが、完全に思考回路が停止してしまった。






 シーバスではない。が~ん。それはまぎれもなくチヌ、クロダイだった。サイズは50近くはあり、大変綺麗なクロダイ。弟は羨ましいと連発してくれたが、狙って釣ったわけではないので、外道は外道。でもあまりにも弟が羨ましがってくれたので、少しその気になることが出来た。サンキュー。


             

 午前1時を回ったところで明日の仕事のことを考え竿をたたむことにした。


 しかし、ダンゴ釣りではチヌは釣ったことはあるが、ウェ-ディングをし、ミノーイングで釣ったのは初めてだ。かなり良いファイトをしてくれた。これは広島等でMリグが人気がでるわけだ。

 

 今週末から北海道遠征。今日あれやこれやと思い浮かべながら身支度を整え始めた。この出発前の数日前が一番楽しい時間なのかもしれない。現実はいつも厳しいから・・・。


●ロッド: アピア・スパルタス Foojin’go WILDERNESS 96ML
●リール:カルディアKIX2500(オーシャンマークスプール・ハンドル、2BBプラス)
●ライン: FireLine XDS+VARIVAS ナイロンSHOCK LEADER22LB.
●ルアー:ローリングベイト77・ショアラインシャイナー SL12 F-G・バイブレーション・DUOテリフ・DC9・バレット90mm15g・チェックベイト等



   


Posted by sige at 20:30Comments(0)シーバス